『ぼくたちは勉強ができない』105話 感想、なんでここに先生が!?”進路”と”家族”と”恋心”と!
ぼく勉 問105 感想「乙女の招きはたまさかに[x]の鏡鑑となる」
『ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ注意
今週の『ぼく勉』はセンターカラー!
テーマはズバリ「テレビ画面から飛び出す三人娘たち」です。うん。これでもかというくらいに、アニメ化を意識した扉絵ですね。なぜ、文乃さんはアイスを同時に2つも食べているのか。可愛いですね。
先日、お台場のアクアシティで行われたアニメの先行上映会(第1話、第2話放送)に参加してきましたけれど、率直に言って、思っていた以上に良い出来だったと思います。ネタバレはしませんが、きっと原作ファンの皆様も非常に楽しんで観ることが出来るんじゃないかなぁ....と。
・上映会前の自分
— ふわふわ (@huwahuwa014) 2019年3月30日
「アニメがどんな雰囲気になるのか非常に楽しみです。」
・上映会後の自分
「文乃さんが可愛い。文乃さんが超可愛い。文乃さんが最高に可愛い。文乃さんに言質を取られたい。文乃さん.....文乃さん.....文乃さん.....」 #ぼく勉
真面目なお話、アニメは非常によく出来ていたと思います。作画も演出もキャストさんも。何よりも作り手側がとても熱を込めて盛り上げようとしているのが素晴らしい。そういう雰囲気を僕らもしっかり受け取めて、原作もアニメも更に楽しんでいけたら良いなと思いました。オンエアが楽しみです。 #ぼく勉
— ふわふわ (@huwahuwa014) 2019年3月30日
本放送は4/6からスタート。もうアニメの放送までも1週間を切っていますし、来週はまた巻頭カラーみたいですので、新学期の始まりに合わせて『ぼく勉』が更に盛り上がってくれたら嬉しいなと思います。4/4に発売となる小説と「最愛の星」編収録の第11巻も要チェック!
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ぼく勉 105話:”進路”と”家族”と”恋心”と!
というわけで、今週は唯我家における一幕から。
「できない」娘たちに出会い、彼女達の教育係を続けていく中で、ついに自分の”やりたいこと”に向かって走り出す決心を固めた成幸くん。しかし、彼はまだ家族にそのことを打ち明けることが出来ないでいました。
問題はお金のこと。長男としてどうしても「引け目」を感じてしまうわけです。VIP推薦を蹴って行きたい大学に行くには、当然それなりのお金がかかる。あしゅみー先輩の助言を受けて、きちんと家族にも話さなきゃ...という気持ちが芽生えている様子の成幸くんでしたが、幼い弟・妹たちに「今日はね 食べれる草こんなにとれたよ!」なんて言われてしまえば、言い辛い...と口ごもってしまうのも、わかる話でしょう。
ゆえに、そんな兄を心配する「幕間の女王・水希ちゃん」がついに動き出したわけですね。
うるかと水希ちゃん。この2人、一体どこでそこまでの接点が合ったのか...と思っていましたけれど、成程、うるかは水泳部OGとしてしばしば七緒南中学の練習を見に来ていた経緯があったと。特別顧問になっているわりに、速すぎて全く参考にならないあたりが”天才”のうるからしいところですが、水希ちゃんはそんな武元先輩にぞっこんの模様です。
これはもう絶対悪い虫の仕業に違いありません...
武元先輩だけは味方ですよねっ!!
しかし実際のところ、中学時代からずっとうるかは成幸お兄ちゃんにラブだったんだよ..!という事実を知ったら、水希ちゃんは果たしてどう思うのでしょうか....。
「NO SISTER NO LIFE」を掲げる最強の妹は、憧れの武元先輩を兄の”恋人候補”として容認できるのか。サイドストーリーとしては、正直非常に気になる所ですね。
うるかと成幸くんの青春(in 武元家)
で、そんな武元うるか選手ですが、今週は非常に好プレーが目立っておりました。
①おこたてぬくぬく
②ギョーザでスタミナ回復!
③お笑い動画でストレス解消!
④足マッサージで疲労回復!
⑤ニンニクで虫よけ!
えぇ.........なんというか、凄まじい猛攻ですね。「家に招き入れてニンニク料理の提供」⇒「超接近からのお笑い動画観賞」⇒「こたつの中で足TO足ツボマッサージ」の連コンボ。
しかも、端から見れば普通にイチャイチャしている......ようにしか見えないのですけど、実際、うるかちゃんからすれば「後ろめたさ」を感じている成幸くんを励ましたい一心でこれらの行動を行っているわけです。そんなうるかの姿に成幸くんが力を貰う、というのが今週のお話のポイントになっている。そう捉えると、今週のうるかちゃんは流石にヒロインとして強すぎるなぁ...と思えてなりません。
家族としっかり話した?
進路のこと
そして、極めつけはこのセリフでしょう。
現在の成幸くんが抱えている一番の問題点を指摘し、彼の背中を押す。確かにお金のことは避けて通れない問題だけれど、それでもやっぱり家族に打ち明けることもまた避けてはいけない問題なのです。
学生の彼が自分だけで学費を何とかする。確かにその心意気はとても素晴らしいことです。しかし、子供だけの力では「できない」ことがたくさんある。だから、子供は子供のやるべきことをしよう。それが武元うるかさんの考えでした。
ちゃんと大人にたよって 感謝して
死ぬ程感謝して あとで倍がえすっきゃないっしょ!
いやー、本当に素晴らしい。これを一介の高校生が言葉に出来る事が素敵ですよ。もはや親子関係における一つの”真理”でもある。
なんせ、子供は親の力なくしては生きられないわけですから。当然ですよね。子供の仕事はお金を稼ぐことじゃない。それは大人の仕事です。子供の仕事は大人になっていくこと。大人になり、自分がしてもらったことを返していくことこそが子供に与えられた一番の仕事なのです。
もちろん、家庭環境は人それぞれにあります。
だから、一概に無責任なことは言えない。でも、誰にも相談できずに一人で背負い込むことは絶対に正しいことではないはずです。何よりも、成幸くんが幸せにならないと家族もまた幸せにはなれないのですから。きっとこれは、子供を導く教育者になるならなおのこと、はき違えてはいけないポイントでもあるのでしょう。
そういう意味でも、自己犠牲で解決できない唯一のものが、その人を大切に想う人の気持ちなんだ...というのが良く分かるお話でしたね。ちゃんと幸せになるために、ちゃんと周りを頼る。今週はそんな、武元うるかちゃんの「大人」な一面が垣間見れる、実に美しい回でした。
まぁ、もはや、完全に暴走して告っているわけなんですけど!
隠し切れない「LOVE」が前面に出始めている武元うるかさんの今後にも注目したいなと、そう思わされる回でもあったのかなと思いますね。
......というわけで、何が言いたいのかと申しますと、
なんでここに先生が!?
なんで唯我家に真冬先生がいるのか!ってことですよ。
しかも、お風呂上がりで裸って...。流石に意味不明過ぎる...。自宅に帰ってきて一発目に目に飛び込んできたのが、洗面台で髪を乾かしている学校の先生とか、もうどこからツッコンでいいのやら....。うるかちゃんの誤爆告白が可愛く見えてしまうレベルのインパクトですよ。本当にこの先生は良いポジショニングを確立しておりますよね.....。
まぁ、結果から逆算するに、成幸くんのお母さんと進路のお話をするべく唯我家に来たところ、”持ち前のトラブル力”でお風呂に入ることになってしまい、成幸くんの超タイミングと掛け合わさって今に至る......という状況なのでしょう。誠に信じがたい事態ですが。これを平然とやってのけるのが桐須真冬クオリティですからね。僕らも飼いならされたものである。(※超褒めています)
そんなところで、真冬先生が成幸くんの”進路”・”家族”問題にどう関わってくるのかは楽しみですね。お父さんのこともありますし、「教師」という共通のベクトルを持ち、また同じく家族に対する壁を抱いていた彼女が、果たして成幸くんにどんな助言を残すのか。来週の展開に注目しております!
※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志/週刊少年ジャンプ」より引用しております。