『五等分の花嫁』感想、6人の”軌跡”を振り返る!各話の感想・考察・時系列をまとめてみよう!
『五等分の花嫁』感想・考察・時系列まとめ
五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意
2019年1月よりTVアニメの放送も始まり、原作も相変わらずの盛り上がりを見せている『五等分の花嫁』。
このブログに関しても、書き始めた頃から感想記事の数がだいぶ増えてきましたので、これを機に、今までの記事を簡単に遡れるよう「まとめ記事」を作っておくことにしました。
まぁ、改めて自分の「感想」を振り返るというのは、正直気恥ずかしいものではあるのですが、しかし、あの頃だからこそ書ける”ライブ感”もまた週刊連載の面白さなんですよね。これは感想に限らず漫画作品そのものもきっとそう。
「こうした方が良かったかも...」という視点を持てるのは、いつだって”未来の自分”だけなんです。そして、未来というものは、ただ一つの例外もなく、今を積み重ねた先にしかないもの。だから、どんな時も”今の感想”・”今の気持ち”を大切にしていければそれでいい。そうやって、僕も風太郎たちと一緒に未来に向かって成長していけたら嬉しいなぁ....。
というわけで、この記事をホームにして、これからは、随時感想記事のリンクを下記にまとめていこうと思いますので、アニメをきっかけに作品を知った方も、原作からのファンの方も、復習のお供として、ご参照頂ければ幸いです!
(※1話~28話については、振り返り記事が1本しかないので、各話の感想リンクは4巻中盤のお話から貼っています。)
- 各話タイトルリスト・感想記事まとめ
- <第1巻>:出会いと始まりの物語!~僕と君のプロローグ~
- <第2巻>:その”花火”だけは譲れない...!中野一花の"夢"が花開く花火大会!
- <第3巻>:少しずつ距離は縮まって...!中野五月が変わり始めた中間試験!
- <第4巻>:”平等”ではなく”公平”に! ”結びの伝説"が描かれた林間学校!
- <第5巻>:その出会いは突然に!風太郎と五つ子達の過去とは!?
- <第6巻>:変わっていくことを恐れないで!素直になれなかった自分と過去に別れを告げた”七つのさよなら”編!
- <第7巻>:”最後の試験”を乗り越えろ!溢れた”想い”と加速する”恋心”に注目です!
- <第8巻>:初めての”キス”と試される”愛”!秘められた”想い”に風太郎は気付けるのか...!?(「スクランブルエッグ=混ぜ卵=混ぜた孫」編!)
- <第9巻>:上杉風太郎の成長と中野一花の”願い”!それぞれの想いが交錯する...!
- <第10巻>:"恋"と"絆"を巡る修学旅行!
- <第11巻>:明かされる"過去"と運命の出会い!
- <第12巻>:高校生活最後のイベント"学園祭"が始まる!
- <第13巻>:本気の恋と風太郎の選択!
- <第14巻>:次のページは君と僕の手で...夢のような日々に最大の感謝を!
- 物語の時系列について
各話タイトルリスト・感想記事まとめ
<第1巻>:出会いと始まりの物語!~僕と君のプロローグ~
第1話 | 五等分の花嫁 |
第2話 | お宅訪問 |
第3話 | 屋上の告白 |
第4話 | 合計100点 |
第5話 | 問題は山積み |
・TVアニメ『五等分の花嫁』第1話先行上映会 感想、五つ子たちの可愛さに溢れていた第1話!キャストさんの演技にも注目です!
○作品紹介記事(※1話~28話までの内容を含んでいます。)
<第2巻>:その”花火”だけは譲れない...!中野一花の"夢"が花開く花火大会!
第6話 | 扉を開けて |
第7話 | 今日はお休み① |
第8話 | 今日はお休み② |
第9話 | 今日はお休み③ |
第10話 | 今日はお休み④ |
第11話 | 今日はお休み⑤ |
第12話 | 今日はお休み⑥ |
第13話 | 人好きのお人好し |
第14話 | 始まりの写真 |
<第3巻>:少しずつ距離は縮まって...!中野五月が変わり始めた中間試験!
第15話 | 積み上げたもの |
第16話 | いじっぱり |
第17話 | 夜の勉強会 |
第18話 | 嘘つき嘘たろう |
第19話 | 焦りのデスロード |
第20話 | 中間試験 |
第21話 | おまじない |
第22話 | 結びの伝説 |
第23話 | 6人の林間学校 |
<第4巻>:”平等”ではなく”公平”に! ”結びの伝説"が描かれた林間学校!
第24話 | 結びの伝説 初日 |
第25話 | 結びの伝説 2日目① |
第26話 | 結びの伝説 2日目② |
第27話 | 結びの伝説 2日目③ |
第28話 | 結びの伝説 2日目④ |
第29話 | 結びの伝説 3日目① |
第30話 | 結びの伝説 3日目② |
第31話 | 結びの伝説 3日目③ |
第32話 | 結びの伝説 2000日目 |
・『五等分の花嫁』31話 感想、三玖のかわいさに思わず胸が熱くなった話をしよう!
・『五等分の花嫁』32話 感想、あの日見た花嫁の正体を僕達はまだ知らない!
○関連記事
<第5巻>:その出会いは突然に!風太郎と五つ子達の過去とは!?
第33話 | お見舞いエンカウント |
第34話 | 今日と京都の凶と共 |
第35話 | 探偵風太郎と五人の容疑者たち |
第36話 | 勤労感謝ツアー① |
第37話 | 勤労感謝ツアー② |
第38話 | リビングルームの告白 |
第39話 | 七つのさよなら① |
第40話 | 七つのさよなら② |
第41話 | 七つのさよなら③ |
・『五等分の花嫁』33話 感想、写真の女の子は四葉ちゃんなのかもしれない!
・『五等分の花嫁』34話 感想、2人の出逢いは運命!5年前と今と5年後が交差する!
・『五等分の花嫁』35話 感想、写真の女の子はきっと風太郎の答えを待っている!
・『五等分の花嫁』36話 感想、四葉ちゃんのターンがついにはじまったな!
・『五等分の花嫁』37話 感想、至高の四葉ちゃん回!その写真は時を越えて・・・!
・『五等分の花嫁』38話 感想、三玖の圧倒的かわいさに僕らは本物の夢を見るんだ...!
・『五等分の花嫁』39話 感想、二乃の心の扉を開ける鍵は・・・。
・『五等分の花嫁』40話 感想、月が綺麗に輝く夜に五月はなにを語るのか...?
・『五等分の花嫁』41話 感想、その再会は突然に!写真の子の正体はやはり...!?
○5巻関連記事
<第6巻>:変わっていくことを恐れないで!素直になれなかった自分と過去に別れを告げた”七つのさよなら”編!
第42話 | 七つのさよなら④ |
第43話 | 七つのさよなら⑤ |
第44話 | 七つのさよなら⑥ |
第45話 | 七つのさよなら⑦ |
第46話 | 七つのさよなら⑧ |
第47話 | 七つのさよなら⑨ |
第48話 | 七つのさよなら⑩ |
第49話 | 七つのさよなら⑪ |
第50話 | 七つのさよなら⑫ |
・『五等分の花嫁』42話 感想、写真の子からのメッセージ!そのさよならは前に進むために...。
・『五等分の花嫁』43話 感想、二乃の抱える想い!大事なのは"変わってくこと""変わらずにいること"!
・『五等分の花嫁』44話 感想、二乃とキンタローのバイバイ!風太郎の想いを知った彼女は...?
・『五等分の花嫁』45話 感想、風太郎は四葉ちゃんを救えるのか!彼女の抱えている問題とは...!?
・『五等分の花嫁』46話 感想、三玖の向こう側に見えた五つ子の「可能性」!二乃の心の扉がついに開かれる!
・『五等分の花嫁』47話 感想、世界を広げるのはいつだって勇気!さよならを越えて二乃はまた強くなる!
・『五等分の花嫁』48話 感想、風太郎の決意が示すのは「勉強」軸からのさよならである!
・『五等分の花嫁』49話 感想、大切なのは”6人”でいること!今年のクリスマスは何かが起こる!?
・『五等分の花嫁』50話 感想、繋がる心と重なる未来!ここから風太郎たちの”新しい物語”が始まる!
○6巻関連記事
<第7巻>:”最後の試験”を乗り越えろ!溢れた”想い”と加速する”恋心”に注目です!
第51話 | 初の春 |
第52話 | 今日はお疲れ① |
第53話 | 今日はお疲れ② |
第54話 | 愚者の戦い |
第55話 | 最後の試験が三玖の場合 |
第56話 | 最後の試験が四葉の場合 |
第57話 | 最後の試験が五月の場合 |
第58話 | 最後の試験が一花の場合 |
第59話 | 最後の試験が二乃の場合 |
・『五等分の花嫁』51話 感想、無自覚なキスと揺れる恋!二乃と四葉ちゃんの可愛さに思わず胸が熱くなった話をしよう!
・『五等分の花嫁』52話 感想、女優”中野一花”の魅力に迫れ!赤面する一花さんが可愛い過ぎる!
・『五等分の花嫁』53話 感想、広がる”夢”と募る”恋”!溢れ出す一花さんの想いに気付いてよ......!
・『五等分の花嫁』54話 感想、物語の鍵を握る中野父!愚者たちの願いの行方はいかに...!?
・『五等分の花嫁』55話 感想、それぞれの想いを胸に挑む”最後の試験”!三玖の圧倒的成長に目が離せません!
・『五等分の花嫁』56話 感想、中野四葉は"努力"の子!答えはいつも自分の中に...!
・『五等分の花嫁』57話 感想、中野五月が見つけた自分だけの”夢”!彼女にとって上杉風太郎とは...!?
・『五等分の花嫁』58話 感想、あなたを好きになってよかった...!中野一花が向き合った自分の”気持ち”!
・『五等分の花嫁』59話 感想、二乃が認めた”恋心”!あなたとならどんな道でも進んでいける!
○人気投票の結果発表!
<第8巻>:初めての”キス”と試される”愛”!秘められた”想い”に風太郎は気付けるのか...!?(「スクランブルエッグ=混ぜ卵=混ぜた孫」編!)
第60話 | 攻略開始 |
第61話 | スクランブルエッグ① |
第62話 | スクランブルエッグ② |
第63話 | スクランブルエッグ③ |
第64話 | スクランブルエッグ④ |
第65話 | スクランブルエッグ⑤ |
第66話 | スクランブルエッグ⑥ |
第67話 | スクランブルエッグ⑦ |
第68話 | スクランブルエッグ⑧ |
・『五等分の花嫁』60話 感想、加速する想いは止まらない!二乃の”告白”が6人の関係に与える影響とは...!?
・『五等分の花嫁』61話 感想、ご縁結びの鐘の前!風太郎の初めては一体全体誰のモノ!?
・『五等分の花嫁』62話 感想、”この関係”に終止符を!五月の言葉の真意とは...!?
・『五等分の花嫁』63話 感想、関係は変わっていく!上杉風太郎にとって”特別な人”とは...!?
・『五等分の花嫁』64話 感想、偽五月の”悩み”に迫れ!想いが錯綜する家族旅行...!
・『五等分の花嫁』65話 感想、零れた涙と溢れた想い!切なく揺れる恋の花...!
・『五等分の花嫁』66話 感想、中野一花が乗り越えた”自分の気持ち”!その笑顔は何よりも輝いて...!
・『五等分の花嫁』67話 感想、中野三玖がもう一度取り戻した自信!”今”の積み重ねが”未来”を作っていく!
・『五等分の花嫁』68話 感想、未来の僕らは知っている!”キス”と”零奈”と”花嫁”について考察してみよう!
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<第9巻>:上杉風太郎の成長と中野一花の”願い”!それぞれの想いが交錯する...!
第69話 | ようこそ3年1組 |
第70話 | 学級長のお仕事 |
第71話 | アドバンテージ |
第72話 | 学級長の噂 |
第73話 | 新川中島 |
第74話 | 変化球勝負 |
第75話 | 五羽鶴の恩返し |
第76話 | 男の戦 |
第77話 | 女の戦 |
・『五等分の花嫁』69話 感想、新しい春とそれぞれの道!”夢”と”恋”に満ちた3年1組へようこそ!
・『五等分の花嫁』70話 感想、ライバルの登場と学級長のお仕事!中野五月と上杉風太郎の”関係性”についても考えてみよう!
・『五等分の花嫁』71話 感想、私のことを知ってほしい!中野二乃が求めた”恋”のカタチ!
・『五等分の花嫁』72話 感想、中野四葉の欲しいもの!笑顔の裏に隠された”愛情”と”哀情”が交錯する...!
・『五等分の花嫁』73話 感想、中野五月の”想い”と上杉風太郎が気付いたもの!これは共に成長していく”6人の物語”!
・『五等分の花嫁』74話 感想、中野一花が演じた”嘘”!でもこの想いだけは”嘘”じゃない!
・『五等分の花嫁』75話 感想、中野五月が目指す夢!未来への羽ばたきと”五羽鶴の恩返し”!
・『五等分の花嫁』76話 感想、6人だから掴めたもの!そして上杉風太郎の”夢”とは....?
・『五等分の花嫁』77話 感想、”写真の子”と”零奈”についての謎!思い出の地”京都”で何が起こる...!?
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<第10巻>:"恋"と"絆"を巡る修学旅行!
第78話 | シスターズウォー一回戦 |
第79話 | シスターズウォー二回戦 |
第80話 | シスターズウォー三回戦 |
第81話 | シスターズウォー四回戦 |
第82話 | シスターズウォー五回戦 |
第83話 | シスターズウォー六回戦 |
第84話 | シスターズウォー七回戦 |
第85話 | シスターズウォー七回戦(裏) |
第86話 | シスターズウォー エキシビションマッチ |
・『五等分の花嫁』78話 感想、”譲れない想い”と”譲ってしまう少女”!中野四葉はなぜ上杉さんの味方なのか...!?
・『五等分の花嫁』79話 感想、中野五月の”想い”と中野四葉の”願い”!悔いなき修学旅行がついに開幕!
・『五等分の花嫁』80話 感想、想いが縺れる京都旅行!中野四葉の”したいこと”は...?
・『五等分の花嫁』81話 感想、上杉風太郎の覚悟と中野四葉の望む世界!"幸せ"の先に見える風景を求めて...
・『五等分の花嫁』82話 感想、諦めたくない”好き”がある!二乃と三玖の関係性に胸が熱くなった話をしよう!
・『五等分の花嫁』83話 感想、届かない想いは雨に濡れて.....中野一花の”嘘”と過去の思い出に注目です!
・『五等分の花嫁』84話 感想、中野三玖が届けたかった”好き”!踏み出した一歩は”未来へ”と続いている!
・『五等分の花嫁』85話 感想、中野一花の”涙”と五年前の”出会い”!すれ違いを越えて”絆”はより強くなる!
・『五等分の花嫁』86話 感想、写真の子の真実と中野四葉を縛る枷!過去を乗り越える鍵はどこにある...!?
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<第11巻>:明かされる"過去"と運命の出会い!
第87話 | 私と姉妹① |
第88話 | 私とある男子① |
第89話 | 私と姉妹② |
第90話 | 私とある男子② |
第91話 | 偶然のない夏休み |
第92話 | 秘密の痕 |
第93話 | ツンデレツン |
第94話 | 分枝の時① |
第95話 | 分枝の時② |
『五等分の花嫁』87話 感想、中野四葉に訪れた転機!過去の”出会い”が彼女にもたらしたものとは...?
『五等分の花嫁』88話 感想、六年前の"約束"と中野四葉の"願い事"!自分が生きる意味を求めて...!
『五等分の花嫁』89話 感想、中野四葉が背負った五つ子の絆!そして物語は"始まり"へと至る!
『五等分の花嫁』90話 感想、ずっとずっと好きだった!切なく響く中野四葉のモノローグ...!
『五等分の花嫁』91話 感想、巣立ちの予感と上杉風太郎の変化!五月の心情についても考察してみよう!
『五等分の花嫁』92話 感想、それぞれの心情と中野五月の立ち位置!その"無自覚な意識"に名前をつけるとしたら...?
『五等分の花嫁』93話 感想、中野一花の決断と中野二乃の家族愛!変わっていく"現在"に風太郎は何を想うのか...?
『五等分の花嫁』94話 感想、一花さんが下した決断は果たして"幸せな未来"へと繋がっているのか....!?
『五等分の花嫁』95話 感想、変わっていく毎日とそれぞれの道!一花さんの笑顔が可愛すぎる話をしよう...!
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<第12巻>:高校生活最後のイベント"学園祭"が始まる!
第96話 | 進み続ける日常 |
第97話 | 変わり始める日常 |
第98話 | 終わり掛ける日常 |
第99話 | 日の出祭 初日 |
第100話 | 日の出祭 二日目 |
第101話 | 最後の祭りが一花の場合① |
第102話 | 最後の祭りが一花の場合② |
第103話 | 最後の祭りが二乃の場合① |
第104話 | 最後の祭りが二乃の場合② |
<第13巻>:本気の恋と風太郎の選択!
第105話 | 最後の祭りが三玖の場合① |
第106話 | 最後の祭りが三玖の場合② |
第107話 | 最後の祭りが四葉の場合① |
第108話 | 最後の祭りが四葉の場合② |
第109話 | 最後の祭りが五月の場合① |
第110話 | 最後の祭りが五月の場合② |
第111話 | 最後の祭りが五月の場合③ |
第112話 | 最後の祭りが五つ子の場合 |
第113話 | 最後の祭りが風太郎の場合 |
<第14巻>:次のページは君と僕の手で...夢のような日々に最大の感謝を!
第114話 | 最後の祭りが風太郎の場合② |
第115話 | 五通りの朝 |
第116話 | 五時間一部屋 |
第117話 | 五里霧中ランチタイム |
第118話 | 五月の思い出 |
第119話 | 五つ星ツアー |
第120話 | 五年前のとある日 |
第121話 | 五分の一の確率 |
第122話 | 五等分の花嫁 |
物語の時系列について
<Ⅰ .「過去~現在」:2000年~2017年>
①17年前 | 風太郎(4月15日)&五姉妹(5月5日)の誕生 |
②11年前 | 上杉母が亡くなる(風太郎6歳) |
③XX年前 | 五姉妹と実父の別離 |
④XX年前~5年前 | 五姉妹の極貧生活がスタート(五姉妹の母が体調を崩し始める) |
⑤5年前6月 | 京都で風太郎と”写真の子”が出逢う |
⑥5年前8月14日 | 中野母が亡くなり5人はマルオの元へ(五姉妹12歳) |
⑦高校2年生4月 | 6人が高校2年生に進級 |
<Ⅱ. 「現在~未来」:2017年~2018年、2018年~2023年>
⑧高校2年生9月 | 五姉妹と風太郎の出逢い |
⑨高校2年生9月~12月 |
屋上の告白・花火大会・中間試験・林間学校・勤労感謝の日(11月23日)、七つのさよなら |
⑩高校2年生1月~3月 | 最後の試験(学年末試験) |
⑪高校2年生春休み | 家族旅行(花嫁と風太郎のファーストキス) |
⑫高校3年生4月 | 高校3年生へ進級(ようこそ3年1組) |
⑬高校3年生6月 | 修学旅行(京都旅行) |
⑭高校3年生10月 | 日の出祭 |
Ⓧ5年後(林間学校より2000日後) | 風太郎と花嫁の結婚式 |
※1.⑧(作中における2017年9月)が時系列の原点。②~③の順序は現時点では未確定。チューリップ(33話で描かれている)の開花時期から推測するならば⑤は5年前の4月中旬~5月の間にあった出来事の可能性が高い。(※追記:第87話より⑤が6月であることが確定)
※2.西暦については、49話で描かれた江端さんの履歴書に「平成29年12月9日」と表記されているため、高校2年生の年次が2017年であることが確定。
※3.⑤に関して。この時、中野父も共に京都へ来ており、第33話の病室における風太郎の回想から、中野父は風太郎と”写真の子”が5年前に出逢っていることを知っていると考えられる。(覚えているかどうかは不明)
物語の大まかな時系列に関しても、自分の備忘録として、これからこの記事に随時追記・更新していく予定でいます。
その他に、何か個人的にまとめたいものが出来たら(良い案&修正点などがあればご意見をいただければ...)、項目を増やしていきたい気も。というわけで、今後ともよろしくお願いいたします!
※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。※2019年1月19日初回作成(随時更新)
『カッコウの許嫁』第3話 感想:2人きりの同棲生活とエリカの想う届けたい人
『カッコウの許嫁』3羽目 感想
『カッコウの許嫁』 最新話 感想 ネタバレ注意
かなり遅れまくっていますが、『カッコウの許嫁』最新話の感想です。
エリカパパの計らいによって2週間の同居生活をスタートさせることになった凪とエリカ。のっけから「お互いに一切関与しないこと」を約束する2人ですが、そこはまぁ年頃の男女が一つ屋根の下で共に暮らしている状況なわけですからね。
当然、無干渉のままでいられるはずもない。そんな、純度100%のニヤニヤラブコメ劇場が描かれていた第3話。気になった点に絞って見ていきたいと思います。
<関連記事>
3羽目:お互い一切関与しないこと
さて。そんなわけでお話は前回の続きからです。
親の決めた結婚に反発の意を示す2人に提示された二週間の同居生活。抗議するだけ無駄なことは「許嫁の件」からもわかる通りで、この状況を受け入れるしかない2人が導き出したのは「お互い一切関与しないこと」という結論でした。
なるほど...。
まぁ要するに「盛大なフラグ」というやつであります。こういう前振りをしておいてハプニングが起きないラブコメなんてこの世には存在しませんからね。
何のために同棲生活をしているのか。言うまでもなく、ラブコメイベントを発生させるためである。ゆえに、お風呂場でバッタリ鉢合わせになってしまうのも致し方ない。これが運命の強制力。ラブコメ万歳。
とはいえ、この手の王道展開はお話を盛り上げるための視覚的賑やかしであって、あくまでも本筋となるテーマは「2人がお互いについて知っていくこと」にあります。
凪が一生懸命に勉強を頑張る背景、エリカがSNSにこだわる理由。今週のお話は、その2つを中心軸に据えてお話が展開されていました。
凪にとっての勉強とは何か
まずは凪が勉強を頑張る理由について。
これに関しては、現状二つの理由が挙げられます。
そのうちの一つ目は当然「学年1位の座を手にして想い人である瀬川ひろに告白する」こと。
ライバル心ゆえに芽生えた恋なのか、あるいは「勉強」以外にも彼女に惹かれるポイントがあったのか。
今のところはまだ不明(これまでの描写だけなら前者だと思いますが)ですが、少なくとも今の凪が勉強を頑張っている理由の一つに彼女の存在が影響していることは言うまでもありません。
1対多の方向に舵取りを行うのであれば、エリカと瀬川さんの直接対面もそのうち描かれるでしょうし、このあたりの詳細に関しては今後の展開に期待していきたい部分でした。
しかし、これはあくまでも高校生になってからのモチベーションであって、もっと根元的なきっかけが別に存在していることもまた事実なんですよね。
いつか親に楽させてやりたいんだ
一つ目の理由が「恋愛」由来のものであったのに対し、もう一方の理由として語られていたのは「家族」に対する想い。
その真摯な言葉にお嬢様のエリカが一瞬ドキっとさせられたのは、自分にない逞しさを持った凪に"男の子"を感じたからでしょうか。お金持ちの家で育った自分とは明確に異なる生き方がそこにあり、そんな凪のスタンスに思うところがある。
相互理解によって徐々に世界を広げ、互いの日常へと一歩ずつ歩み寄っていく凪とエリカの関係。
まだまだ最序盤とはいえ、今後のお話に期待が高まる最高のエピソードであったなと感じました。
エリカの想う届けたい人
……という流れで「完璧な新婚生活」が繰り広げられていた今回のお話ですが、「物語の縦軸」に影響を及ぼしそうな要素が提示されていた点もやはり気になるところですよね。
エリカがSNSにこだわる理由となったとある人物の存在。
「有名になればいつか届く」という台詞からしてエリカ自身はその人物の所在を認識できていなさそうですが、ラブコメ的文脈に則れば「過去に凪と出会っていてお互いの名前を認識していなかった説」が可能性としては高さそうな印象があります。
始まりを告げる第一話で「写真」が取り上げられていた点も予感めいたものを匂わせますし、自分の写真を届けたいと思っていた人がすぐそばにいたと気付く展開はやっぱり超燃えますから。
凪と一緒に撮ることで「自然な写真」が生まれ、その写真を届けたいと思っていた人物も凪だったというロマン。
そんな展開がもし描かれるのだとしたら、その時のエリカは果たしてどんな表情をしているのか。
互いの魅力を引き出し合って進んでいくカッコウたちの恋。これぞラブコメ!と全力で叫びたくなるような物語が紡がれていくことを期待しております!
『ぼくたちは勉強ができない』147話 感想:背中を向けて君は歩き出した...枯れた頬に伝う誰かの涙
ぼく勉 問147 感想「泡沫の人魚姫は約束の[x]に濡つ⑥」
『ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ注意
今週の『ぼく勉』を読みました。
既にお読みになられている読者の皆様はご承知の通り、主人公・唯我成幸くんの想い人は5年も前からずっと憧れ続けてきた女の子・武元うるかです。
「俺にとって武元うるかとは何か(問1)」という問いに"愛おしい"という解を出していることからもそれは明らかだったわけですが、しかし、その気持ちに反して動くことができないでいるのは、うるかの夢を邪魔したくないという理由からでした。
才能と努力、色々な人達からの期待。そういうもの全てを背負い、たくさんの気持ちと向き合って一つの方向に進んだうるかの想いを推し量ればこそ、
何があっても俺は
あいつの夢の邪魔だけはしたくない
と思う。それが、武元うるかにとっての一番の幸せなの(だと自分に言い聞かせていたの)だから。前回までのお話としては、そういう文脈だったかと思います。
とはいえ、当然その流れは「本当にやりたいことが『できない』んじゃ決して幸せとは言えないもんな」という本作のテーマに矛盾する。
何がしたくて、何を叶えたいのか。それを決めるのはあくまでも自分自身です。「うるかの幸せ」を決めるのが他でもなくうるか自身であるように、成幸くんの幸せを決めるのも成幸くん自身でなくてはならない。
今週のお話で語られていたのは、そんな「幸せとは何か」についてのお話でした。
成幸くんが自問している2つの命題の内の問1に関しては既に解が出ていて、問2の"幸せとは何か"について悩んでいるのが現状ですよね。想いがあるのに邪魔になりたくないから動けず(=できず)にいる。そういう文脈なので、彼の認識が正される流れでうるかENDに向かっていくんだろうと思います。#ぼく勉 pic.twitter.com/HaVKMpBEKa
— ふわふわ (@huwahuwa014) February 14, 2020
<関連記事>
ぼく勉 問147:「泡沫の人魚姫は約束の[x]に濡つ⑥」
例外こそ数あれど、学園を舞台にしたラブコメ作品でテーマとなるのは、基本的に「夢」と「恋」の青春二大要素です。
将来の定まっていない高校生たちの葛藤や成長を描くうえで「進路」は極めて重要な要素であり、この難題に向き合っていく過程を通して主人公とヒロインたちの出会いと交流が繰り広げられていく。
「恋物語」の決着はそんなプロセスの総決算として描かれ、主人公がヒロインたちから何を貰ったのか、ヒロインたちが主人公から何を貰ったのか、その双方が見えてくるお話になる。
そういう"筋書き"と照らし合わせれば、『ぼく勉』はまさしく王道ラブコメの花形を歩んだ作品と言えるのかもしれない。
「人の心に疎かった」理珠ちんが、やりたいことを我慢して動けずにいた成幸くんの背中を押す。
成幸くんの気持ちを"察している”からこそ「あえて告白はしない」し、精一杯の笑顔を向けながら彼を送り出す姿を描くことで緒方理珠が「機械仕掛けの親指姫」からの卒業を完全にやり遂げたという事実を僕らに提示してくれる。
あくまでも構造的に読めば納得ができるし、ストーリーとしては筋が通っているんじゃないかなとも思います。
「心のままに」とは何か
とはいえ、当然のことながら人には「感情」というものがあるわけです。
正直なお話、終盤の『ぼく勉』ワールドには恋愛特有の幸せな息苦しさや胸がきゅんとくる感じが全くなかった。
定められた構造を順守することが悪いとは思わないけれど、「恋物語の決着という最終局面で」登場人物たちが決められたルーティンをこなしていく姿を見せられて本心から感動できていますか?と問われれば正直中々に難しいものがあったと言わざるを得なかった。
「心のままに」動いた結果として成幸くんのことを応援する道を選んだ文乃さん。
覚悟していたこととは言え、全身を貫かれるような痛みがそこにある。
もはや、うるかに会いたくて会いたくて震えている成幸くんに告白をしたところで余計な混乱を招くだけ。成幸くんが「答え」を出した時点で、もう文乃さんに残された選択肢は姉として弟の背中を優しく押してあげることだけだった。
自分の気持ちを伝えることができなかったばかりか、「俺はうるかに会いたい」という魂の叫びを面と向かって突きつけられる。
キーボードを叩きながら軽く死にたくなってくる構図である。けれど、それが文乃さんの選択であるというのならもう受け入れて前に進んで行くしかありません。
自分を幸せにしてくれた人を幸せにしたい。自分の手を取り、やりたいことを応援してくれた彼だからこそ応援してあげたい。そういう気持ちもきっととても大切で尊いものだと思うから。
枯れた頬に伝う涙を精一杯押し込めて。
一歩一歩彼女たちは前に向かって歩き出す。彼が2人を選ばなかったことを後悔するくらい最高に魅力的に。そんな恋物語の決着に涙が止まらなかった問147「泡沫の人魚姫は約束の[x]に濡つ⑥」のエピソードでありました。
※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志/週刊少年ジャンプ」より引用しております。
『ぼくたちは勉強ができない』145話&146話 感想:届かない理想に想いを馳せて....
ぼく勉 問145&146 感想「泡沫の人魚姫は約束の[x]に濡つ④&⑤」
『ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ注意
遅まきながら『ぼく勉』の感想を。
前回感想をお休みしていた件について色々とメッセージを頂戴していて恐縮の極みではございますが、理由としては単純に書くこともないほど予想通りにお話が展開されていたことと、その内容が切ないを通り越してもはや虚しくなってくるものだったためです。
「史上最も予測困難と言われたヒロインレース」という謳い文句で読者の関心を煽ってきた作品(まぁこれは筒井先生が考案したものではなく編集さんの領分でしょうけれど)が、いざ恋愛パートに突入したら「恋愛軸のヒロインはうるかだけなので他ヒロインとの決着は描きません!各々が勝手に区切りをつけるので察してください!」と言わんばかりに完結を迎えようとしている。
正直、理解しがたいとしか言いようがありませんでした。
問117で理珠ちんが自覚した大好きの気持ち、問136で文乃さんが流した葛藤の涙。
誰がどう見たって2人とも成幸くんに"恋"をしていたわけで、それらを踏まえたうえで彼女たちをラブコメヒロインと見なすことが間違いだったと論ずるのであれば、流石に恋愛を扱う作品として不誠実過ぎると思わざるを得なかった。
もちろん『ぼく勉』は筒井先生の作品なわけですから、その結末をどうランディングさせるかは作家さん本人の自由です。
読者の意見を鵜呑みにする必要なんて当然ありませんし、作家さんが描きたいように描けばいい。作品に対して責任を持てるのは作り手本人のみで、読者にできることは提示されたものを咀嚼して感想を発信することだけ。
だからこそ、個人ブログという形でこうして感想を書き続けてきたわけでもありますが、流石にここ最近の展開は違和感ばかりが募って感想の書きようがなかった。
定められたシナリオを押し通すためのお話が展開されていたとまでは言いませんが、もし筋書きのないリアルの恋だったら一番最初に「告白」していそうなのは理珠ちん(気持ちを自覚して以降成幸くんに対して最も積極的な姿勢を見せていたのは彼女です)だったようにも感じますし、彼女の性格(成長も含めて)を考えても成幸くんに気持ちを伝えようとしない状況に"必然性"があるとは思い難い。
ゆえに、過程の末に結論を導こうとしたというより、結論ありきで登場人物たちの行動を規定している印象(あくまでも一個人の感覚であることをご理解ください)があってどこか肌に合わない内容だった。
最近の『ぼく勉』に関しては、正直そんな印象しかありませんでした。
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ぼく勉 問146:「泡沫の人魚姫は約束の[x]に濡つ⑤」
とはいえ、そんな不満ばかりをあげつらっていても生産性がないですし、うるかエンド自体に納得がいっていないわけでもありません。
成幸くんにとってうるかが太陽のような存在だった(この結論はむしろとても納得がいっています)というだけのことで、僕にとっての太陽が古橋文乃さんであることに変わりはありませんから。
3年間暗黒の月曜日を乗り越えてこられたのも文乃さんのおかげ。毎日当たり前のように呼吸ができていることも太陽である文乃さんのおかげ。
そういう意味においても『ぼく勉』という作品に出会えたことに対する感謝を忘れるつもりはなく、これまでのエピソードに対する敬意だけはしっかりと払っていきたいと思っています。
古橋文乃さんの恋物語
"家族の欠落”という切ないピースが2人の根底にある中で、文乃さんはあの縁日の夜に大好きなお母さんを探して星空を見上げていました。
泣いている子供に遭遇したこともその前提の元に発生した偶然で、成幸くんも文乃さんもその子供を放っておけなかったからこそ同じ場所にたどり着いたわけです。
『できない奴をわかってやれる男になれ』という遺言を守ることで不在の父を心の中で生かし続けてきた成幸くんのように、文乃さんもまた母の遺志を受け継ぐことで大切な存在が消えてしまうことを避けようとしていた。
切実な哀しみを抱えつつも2人にとってその想いは本当に大切なもので、磁石が引き合わせたかのように生まれた「特別な体験(問39)」を通して2人の持つ背景の類似性がより一層際立っていく。
進路ラブコメを成立させるための”ガワ”だったものが徐々に体温を宿していき、それが主人公の在り方と共鳴していく過程で文乃さんが成幸くんのヒロインである"必然"が物語レベルで隆起していく展開。
僕はこういうお話の流れが本当に心の底から大好きだったし、だからこそ「文乃さんがラブコメ物語のヒロインではなかった」という不誠実な解釈だけはしたくないとも思っていますが、それでも結局文乃さんが和やかで優しい今から飛び立って己の進む道を定める瞬間が描かれずに終わりそうなこともまた事実ではあります。
自分の夢を全力で応援してくれて自分と同じものが欠けている少年に引き寄せられた必然と運命。たとえ届かないとしても、彼女の恋の行方を最後まで見届けたかった。
星が好きな女の子を励ます時は一緒に星を見に行くし、もっと仲良くなるために自分も星について学ぼうとする。出会いをきっかけに世界を広げていく物語だった『ぼく勉』だからこそ全員との決着を見てみたかった。
たとえ親友たちとぶつかることになっても、あるいは自分を傷つける結果になってしまうとしても、譲れないものに出会ってしまう残酷に立ち向かっていく彼女の生き様を見せて欲しかった。
きっとそんな願望が消えることは未来永劫ないけれど。
心から大好きになれたヒロインが青春の果てにどんな大人に成長していくのかを見守らないわけにはいかない。そんなモチベーションを持ってここから先のお話を読んでいきたいと思います。
※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志/週刊少年ジャンプ」より引用しております。
『五等分の花嫁』121話 感想:幸せな結婚式と最後の五つ子ゲーム!風太郎と五つ子たちの"愛"を見せて…!
五等分の花嫁 最新話 感想 ネタバレ注意
今週の『五等分の花嫁』はセンターカラーです。
本当に次週で終わってしまうんだなぁ...と思うともはや扉絵の時点でしんみりしてしまってヤバいですが、桜舞う「卒業」のシーンを一枚絵のみで表現してくる演出が何ともこの作品らしくてとても趣深さを感じる冒頭でもありました。
五人の問題児たちを無事「卒業」へと導く。第1話の出会いを踏襲する並びで五つ子たちが描かれていることも、そんな目的の元に引き合った6人の始まりを思い起こさせる意図が込められているのでしょうか。
「卒業」という一つの区切りと転換点を経てそれぞれが定めた道に進んで行く6人のその後。ついに描かれる「結婚式」を以ってどんなラストを飾ってくれるのか。早速、その前編となる今週のエピソードを見ていきたいと思います。
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第121話:五分の一の確率
さて。そんなわけで今回の舞台は「五年後」です。
アメリカへ旅行に行っていた一花さんが結婚式の招待状を片手に帰国し、空港まで出迎えに来ていた五月と落ち合う。
導入部の何気ないやり取りでありながら、五月が車を運転していたり敬語を使わずに話していたりする状況が自然な形で描かれている点がとても印象的に思えました。
一足先に「女優」として活動していた一花さんだけでなく、「教師になること」を目指していた五月も自分の夢を叶えて前に進んでいる。たとえ活躍の場が違っても、前に進み続ける限り五人の心はいつも同じ場所にあるんです。
かつて零奈さんが語っていた「大切なのはどこにいるかではなく五人でいること」という言葉の意味するところ(=心のつながり)もまた、こういった部分に根付いているのかもしれません。
そんな一花さんと五月が向かう先で待ち受けていたのは、若くしてカフェの共同経営者となっていた二乃と三玖の2人。
なるほど...。
現実的なお話、「自身のお店を出す」というのは想像以上に大変なことです。資金面を考えても調理学校を卒業してすぐにというのは中々にチャレンジングな試みで、ある程度のキャリアを積んでからの方が一般的。
ただ、そのあたりのミスマッチを解消する布石として上杉母の夢が提示され、十数年前に夢半ばで終わってしまった彼女の想いを引き継ぐ形で空き店舗を借り受けたという展開であれば凄く納得がいきますよね。
上杉家がどうしてあれほど「貧しい家庭」だったのかという疑問に対するアンサーだけでなく、二乃と三玖が自分のお店を出すことができている背景にも関与している風太郎のお母さん。
不慮の事故で亡くなってしまった悲しみこそあれど、彼女の想いと挑戦は決して無駄ではなかった。ずっと空き店舗として空白になっていた場所が想いを同じくする者達の手でもう一度息を吹きかえしていくこと。
最近は常連さんも増えてきたんだ
こんな設備の整った場所を貸してくれたお父さんのためにも…
もう少しだけ私たちの力だけでやってみたい
そういう全ての前提に感謝と覚悟を持ち「私たちの力だけでやってみたい」と意気込むところに彼女たちの本気が伺えて凄く良かったなと。
風太郎との交流を通じて向き合うに至った夢が奇しくも上杉母の夢とも共鳴していて、彼女たちがこの物語のヒロインであった必然を改めて実感したお話でもありました。
2人の父のように
そんなヒロインたちの現況が描かれていた一方、場面はついに結婚式当日における風太郎の視点へと切り替わっていくことに。
突如現れたマルオパパとの対面に畏まりつつも、「四葉は心から喜んでいるかい?」と問われて力強く言葉を返す風太郎の姿に、きっと一人の男としてマルオも思うところがあったのでしょうね。
最愛の人が遺した忘れ形見でありずっとその成長を見守ってきた娘がついに結婚の日を迎え、新郎と共にこれから新しい生活をスタートさせていく。
それは、未来への希望と喜びに満ちた出来事でありながら、親にとっては「喜び」と「寂しさ」が入り混じる"子育て卒業式"でもあるのかもしれません。
零奈さんの代わりに自分がこの娘たちを育てる。そんな決意の日を思い出しながらこの会場を訪れ、新郎である風太郎に娘が「心から幸せになれているか」を問う。
血のつながりを越えた深き"愛"がそこにあって、マルオなりのやり方で2人の幸せな門出に向き合おうとしている姿が何とも感動的に映る一幕でした。
『一人の女性を一生かけて愛する』。
尊敬する『二人の父』たちがその人生を賭してそうあり続けてきたように。そんな上杉風太郎の想いを聞いた時のマルオの心情はきっと、自分の娘を花嫁として送り出す父の立場になって初めてわかることなのだと思います。
様々な感情に区切りをつけ「祝い事の場でしか飲まない」と語っていたお酒を口にする中野マルオの胸中。
最愛の人に先立たれてしまった二人の父たちの姿を描くことで『結婚』というイベントの持つ特別さにより深みが増していたのかなと。
そんなことを思う、第121話のエピソードでありました。
五つ子ゲームファイナル
...という流れでマルオパパとのやり取りもきちんと描かれていた今回のお話ですが、姉妹たちが誰一人式に参加していなかったことには流石の風太郎も疑問を抱いており、最後の最後でその理由が明かされることになりました。
手配ミスとしか思えない数用意されていた「ウェディングドレス」と「結婚指輪の交換」が式の最中に行われなかった理由。
第32話の感想で僕自身も取り上げていましたし、既に多くの人が予想していたことだろうとも思いますが、それらの謎に納得のいく解釈をつけるならやっぱり答えはもう一つしかありません。
「姉妹たちによる最後の五つ子ゲーム」を行い、風太郎の"愛"を確かめる。
それに、ただ単に「花嫁」を当てるだけならここまで大掛かりな状況を作る意味もないでしょうから、おそらくは一人一人に向き合う形で風太郎がそれぞれのヒロインたちに対して「想い(=4つの親愛と1つの恋愛)」を伝えていくことになるのでしょうね。
絶対に間違えることの出来ないこの流れで風太郎が一体どんな風に彼女たちへの"愛"を示してくれるのか。
一応僕個人の予想を書いておくと、
「五月・二乃・四葉ちゃん・三玖・一花さん」の並びが一番しっくりくるのかなと。
①両手を前に組む姿勢に礼儀正しい五月の特徴を感じる(左から一番目)
②手をグーに握っているところが勝気な二乃を思わせる(左から二番目)
③確証は正直ないですがやはり花嫁は真ん中かな...というメタ読み(左から三番目)
④右手で左腕をおさえる仕草は以前に三玖がしていた(左から四番目)
⑤上記の①~④に当てはまらないのは一花さん(左から五番目)
まぁ理由としては概ね上記の通りなのですが、正直あまり自信はありません。
第35話の探偵回で風太郎が言葉にしていた並びが今度は正解だった...というユニークな伏線回収のパターンもあると思いますし、オーソドックスに「一花さんから順番に並んでいた」という可能性も全くのゼロとは言い切れないと思います。
いずれにせよ、外見(≠仕草や癖)の様子だけで見分けることが物語のテーマになるとは考えにくいので、風太郎自身はまた違った形でこの問いに向き合っていくのかなと。
薬指担当である四葉ちゃんの手に「指輪」をはめる展開も必ず来るでしょうし、次回はいよいよフィナーレということで色々と楽しみですね。
....というわけで今回の感想を一言でまとめると、
最高の最終回に期待!
「風太郎」呼びの四葉ちゃんが尊すぎて流石にヤバい!ってことですよ。
直接的なイチャイチャこそ作中ではあまり描かれていないものの、ちゃっかり同棲生活が始まってますし、そりゃ姉妹たちもニヤニヤするってものです。
夫婦なんだから当たり前と言えば当たり前なんですが、四葉ちゃんと風太郎の2人に関してはそんな「当たり前さえも最高に感じられてしまう」から凄いですね。
最終回は大増30ページの表紙&巻頭カラーとのことですが、ここまできたら奇抜な演出も予想外の展開も正直必要ないと思います。特別なことをせずとも、全てが特別な思い出になる。そんなグランドフィナーレに期待しつつ、来週の水曜日を楽しみにしております!
※本記事にて掲載されている情報物は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。